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カナディアンロッキーバンフ国立公園で遊ぶブログ

冬のバンフの天気の特徴【旅行準備前に知っておきたい】

 

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冬のバンフ旅行で気になるのが現地の天気。

荷物を準備しようにも天気がわからないと何を持っていくべきかわかりませんよね。

 

そこでこの記事では冬のバンフの天気について書いていきます。

 

冬のバンフの天気について特徴、気温、積雪量を中心に解説していきます。

 

冬のあいだ毎週スキーに行く僕が今までの経験とバンフの冬の天気を徹底的に調べてまとめました。

 

この記事を読んでいただければ冬のバンフの天気がわかって旅行の準備が進む…はずです。

 

 

 

 冬のバンフの天気の特徴【旅行準備前に知っておきたい】 

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まずは天気の特徴を解説していきます。

 

冬のバンフは寒さが辛いのでしっかりと防寒対策をしましょう。

 

冬のバンフの天気の特徴

カナダは北海道よりもはるかに北にあります。

そしてバンフは標高1,400mくらい。 

これだけでどんな天気か予想できますね。

 

天気予報が当たらない 

山の中なのでコロコロ天気が変わります。

目まぐるしく天気が変わるのが冬のバンフの特徴。

 

天気予報を見るのは無駄とは言いませんがあまり意味がないです。でも気温はわりとキッチリ当たります。 

 

朝起きてカラッと晴れていても昼過ぎから曇ることが多いですね。

 

どうしても天気予報で確認したいという方にはこちらのAccuWeatherというサイトが見やすくてオススメです。(英語)

英語のサイトですが難しい単語は出てきません。

雨雲レーダーもあって便利で僕もよく使います。残念ながら外れることも多いのですが。

 

寒さと気温差

基本的には冬はずっと氷点下です。

 

寒波が来ると最低気温が-30℃くらいまで下がることがあるのですが、ひんぱんに来るわけではなく、1ヶ月に2回とか多くて3回とかですね。

普段の最低気温は-10℃〜-15℃くらい、最高気温は-5℃〜0℃くらいです。


※https://www.ncdc.noaa.govのデータをもとにグラフを作成

 

一番寒さが厳しいのが12月〜2月頃。この時期はすべてのものが凍る寒さで川も湖も滝も凍りつきます。

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アイスバブルを見ることができるのもこの時期です。

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アイスバブルを見に行きたい人はこちらを読んでください。

 

時々シヌック(Chinook)と呼ばれる季節風が吹いて真冬に10℃くらいまで気温が上昇することがあります。

こうなると一日の温度差が20℃くらい開くことがあるので体調に注意が必要です。

 

シヌックはバンフよりも標高の低いカルガリーの方が影響が大きくて真冬にいきなり20℃近くまで気温が上昇することがあります。

 

帰りにカルガリーに寄る予定の人は少し気にした方がいいでしょう。

 

雪はそんなに積もらない

実は雪はそんなに積もりません。

正確に言うと降るけど積もらないですね。

 


※https://www.ncdc.noaa.govのデータをもとにグラフを作成

  

バンフ周辺の雪は乾燥して細かく軽いのが特徴です。寒波が来るとそれなりに降るのですが細かいから全然積もらない、軽いからすぐ吹き飛ばされる。

そんな感じで日本の山間部みたいなドカ雪になることはまずありません。

 

その代わり気温が低くて溶けないので少ない積雪でも少しづつ増えていきます。

 

とは言ってもカナダは少しでも雪が積もると除雪部隊がすぐにやってきてくれるので道の雪は少なめです。

 

静電気地獄です

バンフ周辺の冬の天気の一番の特徴と言ってもいいのが乾燥です。

 

内陸で乾いた空気が運ばれてくるのでとにかく尋常じゃないくらいカラッカラになります。唇は常に乾きっぱなし、肌はカピカピ、かかとはガサガサ、ケア必須です。

 

日本から来る人はカルガリー空港に着いてすぐ気付くはずです。

 

そのくらい乾燥しているので静電気もすごいことになります。金属に触れるたびにバチバチきてもはや地獄ですね。

 

静電気を除去する小物を持ってくることを強くオススメします。

 

日差しつよめ

晴天の時の日差しの強さが強烈です。

 

真冬に日差しが強いとかイメージしにくいかもしれませんが、晴れた日に車を止めておくと氷点下でも車内がかなり暖かくなります。 そして普通に歩いてるだけで日焼けします。

 

ちなみにですが、この日差しの強さは夏になるともっと深刻になります。年間を通じて対策必須です。

 

乾燥対策、日差し対策を含めたバンフ旅行に持っていくべき小物を詳しく知っておきたい方はこちらの記事でまとめてあります。 

 

バンフで冬のような天気が続く期間

日本からバンフへ来る人が体感的に冬と感じる期間はどのくらいか解説します。

 

冬の始まり

冬の始まりは9月です。

いくらなんでも9月は早くない?と思うかもしれませんがそのくらいの心構えで大丈夫です。

 

カナダでは秋分の日〜春分の日が暦上の冬となっています。

ですが実際には8月末、9月に入ると朝晩はかなり冷え込んで10℃以下になるのでまだ暑さの残る日本から来る人はかなり寒いと感じるはずです。

  

でも日中はそこそこ暖かくなるので紅葉も見れますしハイキングも十分楽しめます。朝晩の冷え込みと日本との気温のギャップに備える意味でも9月のバンフは冬と認識しておいたほうがいいです。

 

各地の観光地が冬季閉鎖に入るのは10月初旬頃から、レイクルイーズやモレーンレイクが凍り始めるのは11月終わり〜12月です。

 

冬の終わり

4月いっぱい〜5月のはじめ頃までは冬と思ってください。

 

バンフの町から雪が消えるのは4月のはじめ頃でこの時期になると昼間はポカポカする日も出てきます。

ですが朝晩はまだまだ氷点下。それにポカポカすると言ってもせいぜい12℃〜15℃くらい。長い冬で体が慣れた現地在住の人がポカポカすると感じるだけで日本から来る人は普通に寒いと感じる気温です。

 

時々遅めの寒波がやってきて一日中氷点下になることもありますが長続きはしません。

晴れた日の日差しが強く感じるようになりますが山にはまだたくさん雪がありますし、先ほどのグラフを見てもわかるようにまだ雪もしっかり降ります。

 

冬季閉鎖になってる各地の観光スポットも5月半ばを過ぎないと再開しません。

 

ちなみにレイクルイーズやモレーンレイクの氷が完全に消えるのは6月に入ってからです。

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それまではこのように氷が残って水位も低い状態です。これはこれで見ごたえがあるんですけどね。

 

冬の気候を楽しむバンフのお祭り

寒いバンフの冬を楽しむ毎年恒例のイベントがあります。

 

1月15日〜1月26日にバンフとレイクルイーズでそれぞれ開催されます。

 

バンフは町中に雪像が作られるスノーデイズ(Snow Days)

SnowDays Festival in Banff | Banff & Lake Louise Tourism

 

レイクルイーズは氷の彫刻が作られるアイスマジックフェスティバル(Ice Magic Festival)です。

Ice Magic Festival Lake Louise | Banff & Lake Louise Tourism

 

規模はそんなに大きくないのですが日本の雪まつりとは違ったユニークな雪像、美しい氷像を見ることができます。

 

冬のバンフの天気のまとめ

  • 天気予報が当たらない
  • 厳しい寒さと気温差
  • 雪はそんなに積もらない
  • 乾燥と静電気地獄
  • 真冬でも日差しが強い

 

寒くて大変そうな感じですが、冬には冬の楽しみがあるのがバンフです。

スキー、スノーボードを始めとしたアクティビティ、この時期だけしか見れない自然現象。

個人的には夏よりオススメです。でも防寒対策はしっかりしましょうね。

 

今回は冬のバンフの天気についてでした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。