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カナディアンロッキーバンフ国立公園で遊ぶブログ

ジョンストンキャニオンで冬のハイキング【バンフのハイキングコースレビュー】幻想的でカナダらしい景色が見れます

ジョンストンキャニオンアッパーフォールズ

 

カナダのバンフの冬のアクティビティといえばスキースノボのウインタースポーツですが、実はそれだけではありません。冬のハイキングもオススメです。

 

雪と氷で覆われたカナディアンロッキーの中のハイキングは幻想的で日本では経験することのできないものです。

 

そこで今日はバンフ近郊にあるジョンストンキャニオンでのアイスウォークについて書いていきます。

 

ジョンストンキャニオンへの行き方、見どころ、必要な装備などを中心にご紹介していきます。 

 

 

 

ジョンストンキャニオンで冬のハイキング

カナダのバンフで冬のハイキングはかなりオススメです

冬のジョンストンキャニオンは時差ボケも吹き飛ぶようなカナダらしい景色を見ることができます。

 

ジョンストンキャニオンの場所と冬の間の行き方 

バンフからの地図
車での行き方

バンフからトランスカナダハイウェイを西に進むとすぐにジョンストンキャニオンの案内と出口があります。そこからボウバレーパークウェイに入り20分ほどでジョンストンキャニオンに到着。

バスで来てる方もバンフの町でレンタカーを借りることが出来ます。

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※2019年10月現在ボウバレーパークウェイは工事中で通行止めとなっています。バンフからトランスカナダハイウェイを西へ20分ほどのキャッスルジャンクションまで行き、そこからボウバレーパークウェイを東に戻ってください。

難易度

★★☆☆☆

往復で2時間半ほど、高低差もそれほど無いので装備さえしっかりとすれば初心者でも行くことが出来ます。

営業期間  通年
駐車場  無料駐車場。冬の間はガラガラなので普通に停めることができます。
トイレ  公衆トイレ(水洗式で綺麗です)

 

ジョンストンキャニオンはバンフの町からトランスカナダハイウェイとボウバレーパークウェイを経由していくことができます。

30分くらいの道のりですが道が少し狭く冬の間は積雪があります。

 

バスが出ているのは春〜秋までなので冬はレンタカーで行くしか方法がありません。

冬のバンフでの運転が不安な方は現地ツアーに入ることをオススメします。日本語のガイドさんが案内してくれるので英語の心配はしなくて大丈夫です。靴につける滑り止めも含まれてます。

ジョンストンキャニオンアイスウォーク
冬のジョンストンキャニオンを日本人ガイドと一緒に歩きます。
 

 

見どころは2ヶ所です

ジョンストンキャニオンはボウクリークという小川に沿って出来た渓谷です。

 

 

夏の間は涼しげに流れていた川も冬は氷に覆われてその上に雪が積もり、渓谷の左右に迫る石灰岩は染み出た水がそのまま凍りついて氷の壁となります。

全てが雪と氷に閉ざされてしまうのが冬のジョンストンキャニオンなのです。

 

夏のジョンストンキャニオンのハイキングはこちらの記事でご紹介してます。

 

渓谷に沿ったハイキングコースはまるでおとぎ話の世界にでも入ってしまったかのような幻想的で不思議な景色の連続です。

johnstoncanyon-14

 

途中ローワーフォールズとアッパーフォールズの2箇所の滝があります。

 

ローワーフォールズまではおよそ1.1km、アッパーフォールズまではおよそ2.6kmです。

ただ歩くだけなら2時間くらいで戻って来れますが、途中で写真を撮ったり立ち止まって景色を眺めたりすると往復で2時間半から3時間くらいの時間になります。

 

ローワーフォールズ

ローワーフォールズまでは普通に歩けば40分もかかりません。

 

夏は渓谷を流れる川と生い茂る木々で涼しげなハイキングコースなのですが、冬の間は氷と雪の真っ白な中を進んでいきます。

 

せり出した石灰岩と川のわずかな隙間を通り抜けていきます。

十分なスペースが無いところは川の上にせり出した通路を通ります。なかなかのスリル。下は見ないほうがいいです。

ハイキングコースは岩盤がむき出しの崖と川のわずかな隙間を通り抜けていく

 

通路の下の真っ白な部分が凍った川です。

 

こちらローワーフォールズ。冬の間は滝が凍ってその下をわずかに水が流れています。

 ジョンストンキャニオンローワーフォールズ

 

ローワーフォールズを一番近くから見るには小さなトンネルをくぐり抜けます。

上の写真はそのトンネルを抜けた場所からのものです。

 

 

こちらは夏のローワーフォールズ。かなり迫力があります。

夏のローワーフォールズ

 

アッパーフォールズ

ローワーフォールズからさらに先へ進むとアッパーフォールズへ行くことができます。

距離はおよそ1.5kmです。雪道なのでペースは遅くなりますが1時間はかからずに到着します。

 

ここからは少し勾配が急な場所が出てくるので安全のためにアイゼンを装着しましょう。道が凍っていると滑って歩けなくなりますし危険です。

アイゼンを装着

 

※冬のジョンストンキャニオンで必要な装備は後ほどご紹介します。

 

こちらアッパーフォールズ。見事な氷の柱となっています。

アッパーフォールズの落差のある滝

 

落差は50m無いくらいで冬の間は氷の下にわずかに水が流れているだけです。

 

夏のアッパーフォールズはこちらなのですがだいぶ印象が違いますね。

johnstoncanyon-summer17

 

アッパーフォールズ周辺の壁は冬の間アイスクライミングのメッカとなります。

ジョンストンキャニオンアッパーフォールズ

  

ルックアウトからアッパーフォールズを見下ろす

アッパーフォールズから少し登ったところにアッパーフォールズルックアウトという場所があります。

その名の通りアッパーフォールズを見下ろす場所でベンチもあるのでお弁当持参でここでランチにするのも楽しいですよ。

アッパーフォールズルックアウト


ただし、じっと座って食べるだけだとものすごく冷えるので携帯コンロを持参して暖かいスープなどを作ったりするのがオススメです。

 

ホテルで熱々のコーヒーを作って水筒に入れて持ってくるのもいいと思います。最近の水筒は保温保冷効果が半端ないので氷点下で長時間持ち歩いてもほとんど冷めません。

 

なおYouTubeにてハイキングの様子をアップしてるのでそちらもよかったらご覧ください。

 

必要な装備 

これは僕が冬にジョンストンキャニオンへ行く時のものです。

 

かなりの寒さなのでしっかりとした防寒対策が必要です。寒波が来てる時は-30℃くらいまで下がることもあります。

 

冬のバンフの天気についてはこちらで予習しましょう。

 

アイゼンカルガリー市内もしくはバンフの町で一日$10くらいでレンタルできます。

現地のツアーに入る場合はレンタルのアイゼンが含まれているので準備する必要はありません。

 

買う場合は普通のものであればカナダでCD$60、日本なら2000円くらいでも買えます。

そんなには高くないです。

 

周辺は野生動物の宝庫

ジョンストンキャニオンへ向かうボウバレーパークウェイはわりとひんぱんに野生動物と遭遇します。

帰りに偶然見ることのできたエルク

 

これは以前エルクの群れに遭遇した時のもの。この時はスマホしか持ってなかったので小さい写真しか撮れませんでした。

 

一眼などいいカメラがある人は忘れずに持って行きましょう。

 

冬のジョンストンキャニオンは満足度高めです

難易度低めでこれほど美しくて幻想的、何よりカナダらしい景色を見れる場所は他にありません。

ジョンストンキャニオンのアイスウォークへ行けばバンフ旅行が一層印象深いものになること間違い無しです。

 

ということで冬のジョンストンキャニオンのご紹介でした。 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ジョンストンキャニオンアイスウォーク
冬のジョンストンキャニオンを日本人ガイドと一緒に歩きます。